岸信千世が落選の可能性も…?政策がすっからからんと話題に

政治

山口2区で行われる予定の補欠選挙。岸信夫の体調不良による辞職がきっかけで発生した選挙である。

この山口2区の立候補者が物議を醸している。

それが岸信千世だ。

岸信千世は、岸信夫の長男であり、政治家一族の生まれだ。あの安部元総理も親戚にあたる。

それほどの太いパイプを持ちながら、何と岸信千世に落選の可能性が報じられている。

今回の記事では、岸信千世の落選の可能性について検証していきたい。

岸信千世の落選の可能性はあるのか?

結論から言えば、落選可能性は十分にある。

岸信千世はいくつかの理由でネット上で批判にさらされている。その理由は以下の通りだ。

①政策がすっからかん
②世襲アピールしすぎ
③やる気すらない説

以下、それぞれ見ていこう。

政策がすっからかん

この動画の演説が話題にもなったが、内容は以下の通りだ。

「素敵なこの山口県、この県の東部、岩国市があると、日本国があるというのはですね。これは先人が守ってきたからであります。先人のみなさまが大切に守り抜いてきた山口と、この誇り高き日本を、次の世代により良いかたちで託していく。これが今を生きる、われわれの責任ではありませんガァー!!」

ここに、何ら政策の主張は含まれない。

極め付けはホームページの記載だ。現在は批判を受けて、一部修正がなされているが、なんと政策が一言一句、父の岸信夫と同じ文言で記載されていたのだ。

自らが推し進めたい政策を持ち合わせず、父の方針を引き継ぐのみの姿勢に、昔からの有権者も肩を落とした。

現在の政策は以下の通り

〇日本を守り、世界に発信する《国づくり》を進めます
・危機管理、緊迫する国際情勢の中で国民の生命や財産を確実に守れる体制をより実効性のあるものに。国のかたちの根幹である憲法は国民の皆様の理解をいただきながら必要な改正に取り組みます。
・自由で開かれたインド太平洋の実現や総合的な安全保障、日本のサプライチェーンの強靱化、防災・減災対策の強化など、国際社会の平和と安定を実現する体制、日本を守れる体制づくり。
・先端技術や科学技術の振興、文化や教育、国際交流、人材の育成など世界の中で日本の存在感を発揮できる取り組み。

〇暮らしの豊かさを実感できる《社会づくり》を進めます
・国の活力の源である経済の再生と強化は急務。製造業の再生、カーボンニュートラルやデジタル化など新たな潮流を生かした新産業の創出など、より力強い産業づくり。
・暮らしと産業を支えるエネルギーの安定供給。
・国内外への販路の拡大やIT化の推進など農林水産業の経営基盤の強化。
・起業や後継者対策、新分野への進出、金融支援など中小企業の経営基盤強化。
・コロナ禍で特に影響を受けた観光産業の再生や物流を支える運輸、サービス産業の再生強化。
・子育て支援や小児医療対策、保育や教育環境の充実など子育て環境の充実強化。
・コロナ感染対策などの経験を踏まえた医療体制の充実強化、医師や看護師など医療人材の確保対策。
・介護体制の充実など高齢者福祉の推進、障害者の社会参加の推進、女性がより輝ける社会づくり。
・価格高騰緩和策など物価高の克服対策。

〇山口から地方創生を実現する《地域づくり》を進めます
・岩国・大竹、周南などコンビナートをより強く。製薬や医療などの成長産業、鉄道など輸送機関連産業や優れた技術を持つ中堅企業が集積する山口県の特性も生かして山口県のGDP向上を目指す。
・カーボンニュートラルへの対応できる国と一体になった技術開発。
・豊かな自然や錦帯橋など名勝を生かした観光の振興、新たな観光資源の開発。
・道路・港湾・空港・鉄道・情報など地域を支える社会基盤の拡充強化。
・中山間地域の生活基盤の維持向上、地域産業の強化。
・医療体制や医療人材の確保など地域の医療体制の充実強化。
・離島や半島などを有する地域の地理的特性を踏まえた交通網や医療体制の確保、定住促進など。
・米軍岩国基地を有する地域の課題にしっかりと対応。

誰が言っても変わらないような政策を並べているのは100歩譲っても、どれにも具体性がないのだ。

真剣に政策を推進することを考えたことがないのが見て取れる。

世襲アピールしすぎ

大きく話題になったのが以下の家系図だ。

これを当初ホームページに載せて、猛批判を浴びた。

他に誇ることがない、自信のなさの表れとも言える。

昔はこれでよかったかもしれないが、今はSNSなどで個人の力が光る時代だ。

親が政治家だったからといって優秀さの証明にはつながらない。

家系図をアピールすることで、有権者の支持を集められると思っている思考回路そのものに、不安を覚える有権者が続出した。

やる気すらない説

さらには、昔からの支持者への挨拶すらままならないという批判も上がっている。

現状、SNSの運用すら行っていない。批判だらけのHPしかwebでの発信がないのだ。

若手が選挙に出て期待されることの1つに、積極的なweb活用がある。webを通して透明性の高い政治を推進し、同じ若者の政治参加を促進する効果がある。

岸信千世は、そうした期待に応えようとすらせず、ひたすらに自らの血筋と地盤だけでこの選挙戦を乗り切ろうとしている。

今回の補選は参議院の補選ではなく、衆議院の補選だ。これから数多くの選挙に晒されていくこととなるから、そこで成長していけばいいという腹づもりなのだろう。

しかし、問題は今回の初戦だ。

落選せずに、しっかりと当選を勝ち取れるか、見守っていきたい。

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