小西洋之の辞職が近づいている。高市早苗への質問で、過去の政府による法解釈のねじ曲げ圧力を暴いたと思いきや、そもそもその正確性に疑問符が生じ、矛先が小西洋之に向かってきた。
また同時期に「サル発言」で炎上し、野党内でも処分を受けるなど、窮地に立たされている。
今回の記事では、小西洋之の辞職の可能性や、次期選挙での落選可能性について考えてみたい。
小西洋之の辞職の可能性は?
小西洋之の一連の騒動をまとめるとこうだ。
・衆院の憲法審査会が毎週開かれていることに対し「サルがやること」と発言。
・「あの発言はオフレコだった。人にサルというのはいけない。」と自ら撤回。
・これを報じたフジテレビに対し、政治的公平性を欠くとして、対抗措置をとると名言。
・この騒動を受け、小西洋之は党内で処分を受け、参院政審会長を辞任することとなった。
というものである。
最も滑稽なのは、高市早苗に対して、過去の政治的公平性をめぐる放送法の解釈問題を追及していたのに対し、自らも放送局に圧力をかけるような言動をとってしまったことだ。まさしくブーメランだ。
このお粗末さに、小西洋之に対して辞職を求める声が上がっている。
実際、辞職の可能性としては低いだろう。この程度で辞職するような人間であれば、小西洋之はいくら辞職しても足りないほどの失態をこれまでにも犯してきている。
野党内でも幹事長処分という処分が明確になり、現在の参院政審会長を退いているので、今回の件での議員辞職の可能性はないと言って良いだろう。
次期選挙で落選の可能性はあるか?
では、次期選挙で落選する可能性はあるだろうか?
そもそも小西洋之は参議院議員だ。2022年の選挙で当選しており、あと5年は議員の身分が保障されている。
となると、自ら辞めない限りは、あと5年議員を続けることになるわけだ。
では5年後の選挙でどうなるか。
おそらくなんら問題なく当選をするだろう。
小西洋之には問題も多いが、ある意味で知名度は抜群だ。東大を出て官僚出身の政治家は、いまだに経歴だけで票を集めることができる。
そこに加えてテレビで知られる顔になっているわけだ。もともとルックスは爽やかであり、政治に無関心な国民が多い今、小西洋之は「なんか知ってる」という程度で十分な票を集められるはずだ。
ややもすると、今回の騒動も彼なりの炎上商法の1つだったのかもしれない。
立ち回りのうまさには脱帽だ。
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